「自分達に合う土地の探し方」
土地探しでの注意点は、不動産屋さんも月並みな情
報しか伝えてくれない体質もあったりで、結構見落と
すんですよね。
方位方角
日当たり
近隣の利便性(学校、スーパー、交通公共機関etc)
前面道路
隣家の雰囲気や状況
この辺は、誰でも無意識に気になる。
生活に必要な水道・ガスなどの宅地内への引込有無
電柱の位置
建築条件付き
ここまでも、説明があったりしますかね。
ただし、以下のように土地って見るところ盛りだくさん
なんですよ!
隣地の塀の状況
隣地の土留の状況
土地内や隣地との地盤高低差
道路境界線との段差や障害ブロック
地盤データ
自分達が必要とする建物や駐車場の大きさや配置のシミュレーション
(土地から購入してしまう人は、できません。)
除雪シミュレーション
雪の処理や置き場所
防火地域であるがゆえの建物予算注意点
角地の良い所悪い所
・
・
・
etc
これだけでも土地価格以外にチェックする項目っていっぱい
ありますね。
土地を見に行く時は、必ず信頼する建築のプロを同行させて
下さいね。
「周りと比べると安いんです!掘り出し物の土地をみつけま
したぁ!」
なんて、よ~く嬉しそうに相談を持ちかけられますが、安いに
は絶対理由があるんです。購入してからの土地整備費が多
いんです。
【参考】
土地や住宅購入には、順番があることを認識して欲しいと、
いつもアドバイスさせて頂きます。
土地建物に使える予算を知る。
↓
生涯家族に必要な適正な建物面積を知る。
↓
その建物に必要な予算を知る。
↓
その建物を建築する最低必要土地面積を知る。
↓
土地建物に使える予算から、建築に必要な予算を差引き
土地に使える予算を知る。
(もちろん整備費や諸経費や引越なども含めて全て)
↓
最低必要土地面積以上、土地予算以内の土地を探す
↓
土地の購入
↓
建築予算内での図面の作成依頼
↓
建築の詳細打ち合わせ
いつもお伝えしていますが、住宅計画づくりが何よりも先
に必要なんです。それをしないで、博打のように終始ビク
ビクしているなんて辛い…
契約書に印鑑を押したら後戻りはできませんよ。住宅計画
をしっかりして、使っても大丈夫な土地建物総予算を把握し
てから動き始めましょう!
支払切れる事の方が大事
維持し続けることの方が大事
住まいの役割である「雨風をしのぐ」のは、
土地ではなくデザインでもなく、建物
ということも忘れないでほしい…
順番を間違えて、建物予算が土地予算に圧迫された人も多数
とりあえず、あるいはなんとなく土地購入の方は、
「ちょっと待ったぁ!」
ですね。