「屋根の形がダサい!?」
最近は屋根のデザインも様々です。
そんな時代だからこそ、まるで刀で切り落としたような
「片流れ」と呼ばれる出っ張りのないシャープな屋根の
形状が非常に多いですよね!
住宅計画をされている方が、こんなことを言うんです。
「昔みたいな△屋根(切妻)は、ダサいし奇抜さもない!」
これ、若い方が良く口にされるようになりました。
最終的にはご家族の判断が答えですが、私はいつものよう
に住宅を計画する上での優先順位をお聞きしました。
耐久性>規模(間取り)>デザイン>性能機能(各種数値)
とご回答。
屋根の役割を確認してもらいました。
人でも家でも、傘は大きい方が心地良くないですか?
そういうことです。
耐久性+メンテナンス性(お手入れ)が最優先であるならば、
屋根の役割を無視できませんよね。
傘の形状が良ければ、濡れないし汚れないし傷みづらい…
日傘にも文字通り役割がありますしね!
最近の住宅は「庇(ひさし)」もないので、小雨でも窓が開
けられません。
庇が無くても夏の強い日差しの問題は、昨今のガラスやカー
テンの性能が上がってきているので、代用品と成り得ること
もあります。
確かに、屋根の出っ張りを無くし、庇も省略…
100万近く安くなる…
必要性よりも、安さや見た目重視の売れる住宅営業競争時代!
最終決断する時には、今一度優先順位の再確認を!!
「食洗機よりも屋根を大きくした方がいいだろっ?」
なにやら家族で天秤に掛けるものが沢山出て来ているようです。